Free新たな体験場で採掘満喫 久慈琥珀博物館

夢中になって採掘する来場者ら
夢中になって採掘する来場者ら

久慈琥珀(こはく)博物館で本年度の「琥珀採掘体験」が24日、スタートした。考古学ファンや家族連れが詰め掛け、琥珀や化石を見つけようと、夢中になって約9千万年前の地層を掘った。本年度から新たな採掘体験場となり、同館は「琥珀や化石が眠っている可能性がある。大発見にチャレンジしてほしい」としている。

 新たな採掘体験場は同館近くの約290平方メートルで、これまでの場所に隣接している。この一帯では恐竜や脊椎動物の化石が多数発見されている。2008年に見つかったカメ類「アドクス」の化石は、新種「アドクス・コハク」として国際誌に掲載された。

 採掘体験では、滝沢利夫副館長が地層について説明し、採掘に使うアイスピックや移植ベラの使い方を指導した。参加者は好きな場所に向かい、道具を使って慎重に土を掘り、琥珀や化石を探した。七戸町の会社員長根宣行さん(38)は「琥珀の色が独特で美しい」と話していた。

 採掘体験は11月まで。要予約。体験は1時間。料金は高校生以上1500円、小中学生千円、小学生未満100円。問い合わせは同館=電話0194(59)3831=へ。

 
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