Free東京五輪聖火展示、軽米でスタート リレー通らない岩手県内5町村回る

聖火を間近で見る子どもたち=12日、軽米町民体育館
聖火を間近で見る子どもたち=12日、軽米町民体育館

「東京2020オリンピック聖火展示」が12日、岩手県内で軽米町を皮切りに始まった。県内の聖火リレーのルートに入っていない5町村で16日まで開かれ、13日は九戸村が会場となる。

 県や市町村などでつくる「東京2020オリンピック・パラリンピック聖火事業等県実行委員会」が主催。聖火展示は総務省が地方創生の一環で2020年に実施を決めた。昨年11月から全国14道府県で実施され、岩手県が最後となる。

 12日、軽米町民体育館で行われたオープニングセレモニーには達増拓也知事や山本賢一町長、町公募の聖火ランナー工藤之子さん、町立軽米小、軽米中の児童生徒ら町民計約200人が出席。山本町長は「聖火を間近で見られる貴重な機会。平和や震災復興への思いを感じ取ってほしい」とあいさつした。

 会場では昨年3月12日にギリシャ・オリンピアで採火された聖火が入った高さ約30センチ、直径約9センチのランタンが展示され、出席者は写真を撮るなどしていた。

 セレモニーに先立ち、晴山小と小軽米小でも児童にお披露目された。晴山小4年の中家彩葉さんは「ギリシャから日本に来るまで火が消えないのがすごい」と目を輝かせていた。

 13日は九戸村公民館で午前10時~午後4時まで展示される。入場無料。
聖火を間近で見る子どもたち=12日、軽米町民体育館

 
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