Free階上町立小舟渡小で閉校式 118年の歴史に幕、在校生ら別れ惜しむ

「旅立ちの詩」の呼び掛けを発表する児童
「旅立ちの詩」の呼び掛けを発表する児童

本年度末で閉校する階上町立小舟渡小(三谷公人校長)で21日、閉校式が開かれ、在校生や教職員らが118年間の歴史を振り返りながら、学校との別れを惜しんだ。4月からは町立道仏小に統合される。

 同校は1902年に道仏尋常小から分離し、小舟渡尋常小として開校。「青森県内で一番早く朝日が昇る学校」として、海に近い立地を生かし、塩作りや海岸清掃活動などに力を入れてきた。これまでに輩出した卒業生は1995人。

 式典では三谷校長が「小舟渡小から芝生を駆け抜けると海があり、まさに学校は海の一部だった。小舟渡小という名と形はなくなるが、小舟渡魂は未来永劫(えいごう)続くと思っている」と述べた。

 続いて、全校児童24人が「旅立ちの詩」として、「この学校で過ごした日々は忘れることができない一生の宝物です」などと呼び掛けを行った。式典後には伝統の「沖揚げ音頭」を披露し、会場を盛り上げた。

 また、閉校式の様子はユーチューブでライブ配信された。
「旅立ちの詩」の呼び掛けを発表する児童

 
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