Free十和田湖畔でワーケーションを 「ぷらっと」拠点へ機能強化

ワーケーションの拠点として整備した「ぷらっと」近くの桟橋広場=19日、十和田市
ワーケーションの拠点として整備した「ぷらっと」近くの桟橋広場=19日、十和田市

十和田市版DMO(観光地域づくり推進法人)十和田奥入瀬観光機構(小野田金司理事長)は、十和田湖畔休屋の十和田湖観光交流センター「ぷらっと」を「ワーケーション」の拠点とするため、施設のWi―Fi(ワイファイ)機能を強化し、19日に運用を始めた。今後、予約制によるモバイルバッテリーやテレビなどの無料貸し出しも始めることとしており、同機構は「十和田湖をワーケーションの聖地にしたい」と意気込みを語る。

 ワーケーションは、旅先で休暇を楽しみながらテレワークするスタイルで、新型コロナウイルスによる「新しい生活様式」として、国が普及推進に取り組んでいる。

 同機構は今回、環境省の交付金を受けて整備。テレワークに支障がないよう、同施設のWi―Fiを従来より安全性が高く、安定的に電波が届くものに更新。施設内だけでなく、近くの桟橋広場でも接続できる。

 また、モバイルバッテリーを3台導入。施設内の会議室で使えるテレビやウェブカメラ、プロジェクターなどの備品もそろえる。備品については、同機構のホームページに予約フォームを設け、11月中旬までに無料貸し出しを始める。

 会議室の使用料を除き、いずれも無料で使える。

 19日は施設で内覧会が開かれ、小野田理事長は「自然環境がよいので、ワーケーションの拠点となれば、より活用が広がる。長期滞在も期待できる」と話した。

 
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