Free「壁面に描こう 縄文アート」是川縄文アートプロジェクト始動 9月15日まで原画募集

作品の応募を呼び掛ける「是川縄文アートプロジェクト2020」のメンバー
作品の応募を呼び掛ける「是川縄文アートプロジェクト2020」のメンバー

八戸市の是川遺跡の発掘100周年を記念し、同市の是川団地町内連合会(佐々木春雄会長)は「是川縄文アートプロジェクト2020」を展開している。是川団地内の是川中央公園にある壁面に縄文をモチーフにしたアートを描くもので、高齢化が進む同団地の活性化につなげたい考えだ。9月15日までアートの原画を広く募集している。
 町内会の会合の際、「何か面白いことはできないか」と有志が話し合いを持ったことがきっかけ。是川地区に住む八戸高専准教授の馬渡龍さん(45)を中心に実行委員会が組織され、プロジェクトが始動した。
 募集する原画は単に縄文時代をモチーフにしたものではなく、是川遺跡固有の意匠を踏まえた作品であることが条件だ。そのため、実行委は「是川縄文館で学習してから応募してほしい」と強調する。
 アートを描く壁面はコンクリート製で高さ1・7メートル、長さ27メートル。▽小学生以下▽中学生▽一般―の3部門で募集しており、市外からでも応募できる。作品の大きさはA4サイズでデジタルデータでの応募も可能。
 集まった原画を基に、八戸学院大短期大学部准教授の佐貫巧さんが図案を制作し、10月10、11日に市民参加型のペイントワークショップを開く予定。完成とお披露目会は11月3日を見込んでいる。
 馬渡さんは、「今回の取り組みは地域が元気になるプロジェクト。たくさんの応募を期待しているし、これをきっかけに是川地区に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
 問い合わせと作品の送付は、〒031―8588、八戸市美保野13の98、八戸学院大短期大学部佐貫巧研究室=メールアドレスt-sanuki@jc.hachinohe-u.ac.jp=へ。

 
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