Free【新型コロナ】新規入院患者数148人 青森県内5月感染状況

新型コロナウイルス感染症について、青森県は2日、感染症法上の分類が5類に移行された5月8日から28日までの新規入院患者数が148人だったと発表した。同期間に県内60医療機関から報告があった1定点当たりの感染者数は2・75~3・27人で推移しており、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「若干の微増が認められ、今後増える可能性もある」と話している。

 県は感染者数の把握方法が変わったのに伴い、入院者数について月1度の公表とした。新規入院者数は8~14日が46人、15~21日が35人、22~28日が67人。6月2日現在では約90人が入院している。

 県によると、第8波のさなかだった今年1月2~8日の感染者数を1定点当たりに置き換えると18・77人に相当。対して、直近の5月22~28日は3・07人と少ない数で落ち着いている。

 5月の感染状況について大西医師は「流行『9波』の可能性も否定できない中で、感染は抑えられている良い状況」と評価。一方、ワクチンの接種率が低迷していることを挙げ、「集団免疫も薄れ、感染状況は悪化することも考えられる」とし、場面に応じた感染対策を呼び掛けている。 

 
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