Freeニンニクの適正管理学ぶ 六戸で研修会

ニンニクの生育状況や適正管理について学ぶ研修会=17日、六戸町
ニンニクの生育状況や適正管理について学ぶ研修会=17日、六戸町

青森県と全国農協連合会県本部は17日、六戸町の県産業技術センター野菜研究所で、本年度1回目の「にんにく優良種苗生産技術研修会」を開いた。県内各農協の指導員らが、ニンニクの生育状況や病害虫対策などを学んだ。

 研修は、ニンニクの品質向上と安定生産を図るため、各地の指導者を対象に実施。県内の各農協のほか、八戸市農業経営振興センターや県営農大学校などから51人が参加した。

 はじめに、県農林水産政策課の職員が生育状況や今後の管理について説明。雪解け後、3月の気温が高かったことで、生育は平年より早く、収穫期も平年より早まる見込みだという。春腐病、さび病の発生が平年より多い傾向であるため、今後は病害虫防除を徹底するとともに、収穫、乾燥作業の準備を計画的に行うよう呼び掛けた。

 同研究所の研究員が収穫後の乾燥のポイントや、萌芽ほうがや発根を抑制する温度管理についても解説。参加者はメモを取りながら、真剣に耳を傾けた。

 県農林水産部農産園芸課の大和山真一課長は「産地全体で生育の早まりに対応し、品質を落とさないよう、今回の研修を各地での指導に生かしてもらいたい」と話した。

 
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