Free“ルーキー”が白熱の取り組み 平庭闘牛、今季開幕/久慈

勢子にはやし立てられながら頭を合わせる若牛
勢子にはやし立てられながら頭を合わせる若牛

東北地方唯一の闘牛大会「平庭闘牛大会」の今季開幕戦「わかば場所」が14日、久慈市山形町の平庭闘牛場で開かれた。岩手県内外から駆け付けたファン約600人が、若い牛の将来性を感じさせる対戦を楽しんだ。

 平庭闘牛大会は、いわて平庭高原闘牛会(八重櫻友夫会長)が、1983年から観光行事として年4場所を開催。わかば場所は次の「つつじ場所」に向け、今季デビューを迎える2歳牛と、実戦経験の浅い3歳牛の練習場所の位置付け。体重300キロ超の2歳12頭、600キロ前後の3歳4頭が出場した。

 取組では、勢子(せこ)に手綱を操られて闘牛場に入り、においを確認し合うと、はやし立てられながら頭や角をぶつけ合った。この日が初の闘牛場だった2歳牛の中には、雰囲気に戸惑ったり闘志が表れなかったりする牛もいたが、詰めかけたファンは温かい拍手を送っていた。

 次場所以降は体重1トンを超す大関、横綱級も登場する。今季はつつじ場所が6月11日、しらかば場所が9月3日、もみじ場所が10月15日に行われる。

 入場料(高校生以上)は当日1200円(前売り千円)。問い合わせは、いわて平庭高原闘牛会事務局=市山形総合支所産業建設課内、電話0194(72)2111=へ。

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