Free三村知事、県内農場に衛生管理徹底呼びかけ 蓬田の鳥インフル受け

県内の農場に衛生管理の徹底を呼び掛ける三村申吾知事=31日、青森県庁
県内の農場に衛生管理の徹底を呼び掛ける三村申吾知事=31日、青森県庁

青森県は31日、県庁で高病原性鳥インフルエンザの危機対策本部会議(本部長・三村申吾知事)を開き、蓬田村の養鶏場で発生した鳥インフルエンザの防疫措置が30日に完了したことを報告した。今季は全国で感染が相次いでおり、三村知事は「引き続き、衛生管理を徹底し、農場内の消毒に万全を期してほしい」と県内の農場に注意を呼びかけた。

 県によると、蓬田村での発生で防疫措置に動員された延べ人数は県職員、自衛隊員など計2786人。県に通報があった23日から、当初の予定より1日短い7日間で、約33万羽の殺処分、埋却、農場の消毒などの一連の防疫措置を終えた。

 発生農場の運営再開は少なくとも半年はかかる見込み。4月10日に移動制限区域内(発生養鶏場から半径3キロ)で抗体検査とウイルス分離検査を実施し、結果が陰性であれば、搬出制限区域(半径3~10キロ)を解除する。その後も異常がなければ、同21日午前10時をもって移動制限区域も解除する。

 
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