Free3千人の瞳、演技に釘付け 羽生さんアイスショー千秋楽/八戸

単独アイスショー「プロローグ」で演技を披露する羽生結弦さん。約3千人の観客を魅了した=5日、フラット八戸
単独アイスショー「プロローグ」で演技を披露する羽生結弦さん。約3千人の観客を魅了した=5日、フラット八戸

フィギュアスケート男子で、2014年ソチと18年平昌(ピョンチャン)の両冬季五輪を連覇し、7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)による単独アイスショー「プロローグ」の八戸公演は5日、八戸市のフラット八戸で最終日を迎えた。11月に横浜市で開幕し、八戸市で2日から計3日間にわたったショーはこの日がフィナーレ。五輪で金メダルを獲得した曲やジュニア時代の曲に乗せて情感あふれる演技を披露し、会場を埋めた約3千人の観客はスタンディングオベーションでたたえた。

 公演は、競技会さながらの6分間練習を経てスタート。平昌五輪のフリー「SEIMEI」を4回転ジャンプも含め、ノーミスで滑りきった。22年北京冬季五輪のエキシビションで演じた「春よ、来い」では、プロジェクションマッピングに合わせたしなやかな動きで魅了した。

 ファンのリクエストに応じたり、津軽三味線の生演奏で滑ったりする演出のほか、来年2月26日の単独東京ドーム公演を発表するサプライズも。

 盛岡市から訪れた50代女性は「千秋楽に駆け付けられてうれしい。羽生さんをこんなに近くで見たのは初めてで、感動した」と目を輝かせていた。(写真・岸山浩之)

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