八戸市のジム「２ＮＤ　ＷＡＬＬＹ　ＢＯＵＬＤＥＲＩＮＧ」で１６日、小学生対象のボルダリング体験イベントが開かれた。スポーツクライミングの世界ユース選手権に日本代表として出場した関川愛音（めろでぃ）さん（市立湊中３年）が招かれ、子どもたちは第一線で活躍する選手の指導を受けながら競技の楽しさに触れた。

　ボルダリングを通して子どもの成長や夢の実現を応援する、第一生命青森支社の「Ｄ―ＷＡＬＬプロジェクト」の一環。同日はむつ市と弘前市でも実施した。

　八戸会場では八戸市内などから小学１～６年生約２０人が参加。専用の靴を履いた子どもたちは、人工の壁に設置されたホールド（突起物）に手足を運び、クリアを目指して課題に挑戦。関川さんは「いいよ」「頑張れ」と、競技に打ち込む子どもたちに声をかけた。

　ボルダリング初挑戦という市立三条小５年の中田悠月さん（１１）は「ホールドに足を置くのが難しかった。またやってみたい」とにっこり。関川さんは「小さい子どもたちに教えることはあまりないので、良い経験になった」と話した。　

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