Free6年間の思い出、短歌に 歌人梅内さんからこつ学ぶ/八戸・白山台小

作品発表で児童の短歌を手に取り、良かった点を紹介する梅内美華子さん
作品発表で児童の短歌を手に取り、良かった点を紹介する梅内美華子さん

八戸市立白山台小(種市八重子校長)で13日、八戸大使ふるさとセミナーが開かれた。6年生74人が、八戸特派大使で同市出身の歌人梅内美華子さん(52)から短歌作りのこつを学び、小学校生活の思い出を渾身(こんしん)の1首に込めた。

 同セミナーは2007年度に始まった市の事業。本年度は、今回を皮切りに小中高など9校で予定している。

 この日は、校内を探検し、6年間の思い出や感謝の気持ちを短歌にするのがテーマ。講師の梅内さんは「体を動かし、見たり、聞いたり、匂いを嗅いだり、触ってみたりした感覚を生かして」と助言した。

 児童は授業中の低学年の教室や校長室、職員室などを回ってメモを取り、題材を集めた。

 有志による作品発表では梅内さんが講評。職員室のコーヒーカップを見て、疲れを癒やす教員の姿を連想した「ベストコーヒー」や、理科準備室で将来の自分を思い描いた「令和ガリレオ」など、作品にちりばめられた感性豊かな表現の数々に目を細めた。

 作曲家の肖像画が並ぶ音楽室の情景を詠んだ、引地璃々愛(りりあ)さん(12)は「短い文で一つのことを深く伝えられるのが短歌の良さだと分かり、勉強になった」と話した。

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