Free「浪速のロッキー」赤井英和さん映画公開 妻佳子さんの地元・八戸でイベント

映画をPRする(左から)赤井佳子さん、英和さん、英五郎さん
映画をPRする(左から)赤井佳子さん、英和さん、英五郎さん

元ボクサーで俳優の赤井英和さんの軌跡を紹介したドキュメンタリー映画「AKAI」の公開に合わせ、八戸市の映画館「フォーラム八戸」で2日、赤井さんと妻で同市出身の佳子さん、監督を務めた長男の英五郎さんによるトークイベントが行われた。3人が「浪速のロッキー」として名をはせた英和さんの歩みを振り返り、映画の見どころを語った。

 21戦19勝2敗16KOの輝かしい戦績を残した英和さん。作品は現役時代の映像や出演作をインタビューと共につづった。佳子さんは英和さんの日常をツイートして注目を集め、「赤井図鑑」を書籍化。映画は現役ボクサーの英五郎さんが独学で映像制作を学び、完成させた。

 イベントでは、英和さんが「フォーラム八戸におんでやんせ!」と言いながら登場。佳子さんはフォーラム八戸が来年1月に閉館することに触れ、「地元に帰って、どうしてもここで上映したいと思った。映画を見て感じたことを大切な人に伝えてほしい」とPRした。

 英五郎さんは、昨年亡くなった祖父で佳子さんの父佐々木常廣さんが闘病中に映画のことを伝えていないにも関わらず、「赤井さんの映画を見た」と言っていたのを聞き、映画への思いが強まったと明かした。「おじいちゃんがプロデューサーみたいなもの」としみじみと語った。

 1985年の試合で強烈なパンチを受け、意識不明に陥り、生死をさまよったことにも触れている。英和さんは「生きていれば人間何とかなるんやと、映画を見て思ってもらいたい」と力を込めた。

 会場には同市在住の佳子さんの母佐々木啓子さん(83)も駆け付け、3人にエールを送った。

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