Free甘く懐かしい秋の味覚 八戸・関向さん方のアケビ

乳白色の果肉が顔をのぞかせるアケビ=28日、八戸市
乳白色の果肉が顔をのぞかせるアケビ=28日、八戸市

八戸市糠塚の関向繁さん(74)方の庭で、アケビがたわわに実っている。28日、秋の深まりとともに熟した薄紫色の実はぱっくりと割れ、中から乳白色の果肉が顔をのぞかせていた。

 つるが絡む高さ約2メートルの棚を手作りし、5、6年ほど前に苗木を植えた関向さん。アケビは今月上旬に実がつき、1週間ほど前に割れ始めた。昨年は300個ほどだったが、今年は500個近く実ったという。

 「子どもの頃は山で木に登りよく食べていた」と思い出を語る関向さんは、庭で育った秋の味覚を堪能し「甘くて懐かしい味」と目を細めていた。

 
お気に入り登録