Free手作り、色彩豊か ステンドグラスお守り好評/三戸大神宮 

ステンドグラスお守りを持つ髙橋優子さん(左)と山崎貴行禰宜
ステンドグラスお守りを持つ髙橋優子さん(左)と山崎貴行禰宜

境内や社殿にステンドグラスを取り入れている三戸大神宮で、社殿入り口に今年設置したステンドグラス作品「神樂(うたげ)」と同じガラスを使ったお守りが好評を博している。「神樂」を手がけたステンドグラス作家、髙橋優子さんが一つ一つ手作りしており、「作品を見て感じた思いを、お守りと共に大切にしてくれたら」と願いを込める。

 神樂は6月、社殿正面の入り口両脇に1枚ずつ設置された。日本の伝統的な模様や縁起物、木工の組子細工を取り入れ、貴重なガラスを使った色彩豊かな作品になっている。

 ステンドグラスを一目見ようと多くの参拝者が訪れる中、「『何か形に残るものが欲しい』という要望を受けるようになった」と同神社の山崎貴行禰宜(ねぎ)。そこで髙橋さんから「同じガラスを活用したお守りはどうか」と提案を受け、7月から販売を始めた。

 お守りは大きさが3~4センチで、榊の葉と二つのガラスが組み合わさっている。形、色合いは一つ一つ違い、手作りのため同じ物はない。

 山崎禰宜は「家族が手術を受ける人や、故人に供えるために買い求める人もいる。神聖な物として思いを託す対象になっているようだ」と反響を語る。

 髙橋さんは「多くの人が神樂を見て神々しさを感じ、大事にしてくれていることを光栄に思う。一つでも多くのお守りを届けられたら」と話した。

 ステンドグラスお守りは一つ1500円(税込み)。一度に作れる数には限りがあるため、品切れの場合もある。

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