Free「馬場のぼる展」観覧2万人 世代越え人気、29日最終日/八戸市美

「11ぴきのねこ」のキャラクターからユニークなダンスで祝福される渋谷直寿さん、佑佳さん夫妻=28日、八戸市美術館
「11ぴきのねこ」のキャラクターからユニークなダンスで祝福される渋谷直寿さん、佑佳さん夫妻=28日、八戸市美術館

八戸市美術館で開催中の「まるごと馬場のぼる展」は28日、観覧者数2万人を達成した。節目の来館者となったのは、同市尻内町から訪れた特別支援学校教員の渋谷直寿さん(29)、高校教員の佑佳さん(29)夫妻。佑佳さんは「何度も見に来た大好きな展示。まさか私たちが2万人に当たるなんて信じられない」と声を弾ませた。

 7月2日に始まった同展は、三戸町出身の漫画家・故馬場のぼるさんの作品や資料が多数展示されている。ユーモアあふれる世界観に老若男女を問わず多くの人が足を運び、今月11日に観覧1万人、21日には1万5千人を達成したばかり。昨年11月の同館リニューアル後に行われた企画展の中で、2万人を突破したのは今回が初めて。

 記念セレモニーでは、馬場さんの代表作「11ぴきのねこ」のキャラクターの着ぐるみが登場して、ダンスで渋谷さん夫妻を祝福。「11ぴき―」グッズ詰め合わせの贈呈と記念撮影が行われた。

 2人はこれまで、展示を何度でも見られるフリーパス「かおパス」で5回ぐらい来場するほど同展に夢中になったという。直寿さんは「幼い頃から馬場さんの作品を読んできた。今回の展示で改めて魅力を発見できた」とうれしそうに語った。

 同展は、29日が最終日。開館時間は午前10時~午後7時(最終入場は同6時半)。

 
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