―経営理念と事業内容は。
理念である「おもいを運び 地域をつなぐ」の「おもい」には、プロパンガスなどの「重い」物を届ける仕事と、地域の暮らしを支える「想い」の二つがある。培ってきた経営資源を生かし、エネルギーだけでなく日常の多様なサービスや商品を取り扱っている。近年は地元のしょうゆ屋や酒屋の事業を承継し、経営者の「想い」もつないでいる。
エネルギー供給と生活支援、デジタル技術を掛け合わせた地域密着の独自事業モデル「三河屋構想」のもと、地域課題に向き合っている。
―事業の多様化をどう進めた。
社内制度の改革やデジタル化を徹底し、効率化を図ることで新規事業につなげた。
ただし、事業を始める際に意識しているのは、「社長の思いつきが、社員の負担になってはならない」ということだ。こうした一連の取り組みが、「健康経営優良法人」の認定や「TOHOKU DX(デジタルトランスフォーメーション)大賞」選考委員会特別賞の受賞など、外部の評価につながったと思う。
―人材育成の考え方と職場環境は。
組織は人。だからこそ、人材教育には注力している。いつかプロパンガスが必要とされない時代が来るかもしれない。しかし、組織そのものが強ければ、新しいチャレンジに踏み出せる。
働きやすい会社基盤も整えた。10年以上前は部署の最年少が50歳という時期もあったが、最近は20、30代も多く、組織は若返った。福利厚生には手厚い自負がある。子どもを育てる社員も多く、何よりも家庭を大切にしてほしい。ありがたいことに、退職者はほとんどいない。
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