八戸市の八食センター厨（くりや）スタジアム２階にある子ども向けの遊び場「くりやランド」の来場者が１９日、８万８８８８人に到達した。記念すべき節目に訪れたのは南部町の公務員工藤圭さん（３５）と長女の真奈佳ちゃん（５）。セレモニーでは２人に同センターで利用できるお買い物券が贈られ、関係者がくりやランドのさらなる盛況を願った。

　同施設は２００２年に設置され、２０年３月１８日に「屋内で外遊びをしよう！」をコンセプトにリニューアル。忍者をモチーフにしたジャングルジムなどの複合遊具「くりまるじょう」などを備えている。

　子どもが遊べる施設として市民に人気で、利用者は徐々に増加。リニューアルから２年で８万８８８８人を突破した。８は縁起の良い数字として並びにこだわったという。

　式典では、同センターの上平靖文理事長が工藤さん親子に１万円分のお買い物券を贈った。

　工藤さんは「本当にびっくりした。お買い物券は新型コロナウイルスで会えていない親戚のために使いたい」と笑顔。利用２回目という真奈佳ちゃんは「滑り台が楽しかった。また来たい」と目を輝かせた。

　上平理事長は「多くの方が利用してくれてうれしい。今後もスタッフとさまざまなアイデアを出しながらより良い運営を目指したい」と話した。