米FRB、利上げペース減速

 記者会見するFRBのパウエル議長=1日、ワシントン(AP=共同)
 記者会見するFRBのパウエル議長=1日、ワシントン(AP=共同)
 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は1日、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利の引き上げ幅を前回会合の0・5%から0・25%に縮小した。パウエル議長は記者会見で、「(物価上昇率が低下する)ディスインフレの初期段階であり、それが経済全体に広がるには時間がかかる」と指摘し、3月の次回会合も利上げを継続する考えを示した。

 日銀は大規模金融緩和政策の枠組みを維持している。欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で連続利上げを決定する見通し。FRBの利上げ継続でも米国が景気後退に陥らずに軟着陸できるかどうかに注目が集まる。