オミクロン株、数カ月で主流に
【ブリュッセル、パリ、ロンドン共同】欧州連合(EU)機関の欧州疾病予防管理センター(ECDC)は2日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が今後数カ月以内に欧州のコロナ感染の半分以上を占める可能性があるとの見解を明らかにした。スペインでは、同国初の市中感染例が確認された。
ECDCによると、2日までにEUまたは欧州経済地域(EEA)加盟の15カ国で79人のオミクロン株感染が確認された。判明している感染者は全て無症状または軽症で、今のところ重症者や死者はいないという。大半はアフリカ諸国への渡航歴があった。