米ロ、ウクライナ巡り応酬

 欧州安保協力機構(OSCE)外相会合でのブリンケン米国務長官(左)とロシアのラブロフ外相=2日、ストックホルム(ロイター=共同)
 欧州安保協力機構(OSCE)外相会合でのブリンケン米国務長官(左)とロシアのラブロフ外相=2日、ストックホルム(ロイター=共同)
 【ワシントン、モスクワ共同】ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相は2日、スウェーデンのストックホルムで会談し、ロシア軍がウクライナ国境に部隊を展開している問題で応酬を繰り広げた。ブリンケン氏はロシアがウクライナに侵攻すれば「深刻な結果をもたらす」と警告し、部隊撤収を求めた。

 ロシア外務省によると、会談でラブロフ氏は「ウクライナを地政学上のゲームに巻き込もうとすれば必要な対抗措置を取らざるを得ない」と強調。ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟が強行された場合は軍事的手段に訴える可能性があると警告した。