森氏、最高顧問就任が浮上

 21日のソフトボール開幕戦を前に、セレモニーを見守る大会組織委の森喜朗前会長(右)=福島県営あづま球場
 21日のソフトボール開幕戦を前に、セレモニーを見守る大会組織委の森喜朗前会長(右)=福島県営あづま球場
 女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を2月に辞任した森喜朗元首相が、組織委の「名誉最高顧問」に就く案が浮上していることが23日、分かった。複数の関係者が明らかにした。組織委会長として東京五輪の開催に尽力したとの理由だが、政府内には反対論が強く、調整が進んでいるかどうかは不明。

 名誉最高顧問として処遇する案は、春ごろから組織委の一部で検討された。ただ辞任から間もないこともあり、世論の理解を得られるかどうか疑問視する声が出ていた。

 名誉最高顧問には安倍晋三前首相、最高顧問には菅義偉首相が就いている。