トヨタ、水素エンジン車開発へ
トヨタ自動車は22日、脱炭素に向け、水素を燃やして走るエンジン車を開発し、量産を目指す方針を明らかにした。基本的に二酸化炭素を出さず、現行のガソリン車の部品を活用できるのが特徴。電気自動車や水素で発電しモーターを駆動させる燃料電池車に続く、新たな環境車として期待される。まずは自動車レースに導入し、データを収集する。
水素エンジンの仕組みはガソリンエンジンとほぼ同じで、ガソリンの代わりに水素を使う。多くの既存の部品を流用できるという。
2000年代には一部メーカーで商品化の動きも見られたが、水素を供給するステーションの整備の遅れもあり普及には至っていない。