白物家電、24年ぶり高水準

 エディオンなんば本店のエアコン売り場=2020年7月、大阪市
 エディオンなんば本店のエアコン売り場=2020年7月、大阪市
 日本電機工業会が20日発表した2020年度のルームエアコンや洗濯機など白物家電の国内出荷額は、前年度比6・5%増の2兆6140億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。1996年度以来24年ぶりの高水準。新型コロナウイルス流行を受けて在宅時間が増えたことによる「巣ごもり需要」を反映した。

 政府が経済対策で1人10万円の特別定額給付金を配ったことも、白物家電の買い替えが進む要因になった。

 品目別では、空気清浄器が約2倍の1094億円と大幅に伸びた。ルームエアコンは3・5%増、冷蔵庫は3・1%増となった。