カストロ氏退任決定

 ラウル・カストロ氏(左)と兄の故フィデル・カストロ氏=1996年12月、キューバ・ハバナ(ロイター=共同)
 ラウル・カストロ氏(左)と兄の故フィデル・カストロ氏=1996年12月、キューバ・ハバナ(ロイター=共同)
 【ハバナ共同】社会主義国キューバの共産党大会は最終日の19日、新指導部を選出、党トップの第1書記を務めるラウル・カストロ氏(89)の退任が正式に決まった。後任には1959年の革命後に生まれた世代のディアスカネル大統領(60)が選ばれた。政権中枢から「カストロ」姓が消えるのは革命以来初めて。

 19日は党内で重要な決定をする政治局員を選出。党ナンバー2のマチャド第2書記(90)ら、高齢の革命世代と若手の交代が進むかどうかも注目されている。

 カストロ氏は大会初日の16日、基調報告で「第1書記としての任務を終える」と退任を表明。