離島で初の一般向け接種、沖縄

 沖縄県うるま市の津堅島に新型コロナウイルスワクチンが入ったケースを運ぶため、高速船に乗り込む市職員=15日午前(代表撮影)
 沖縄県うるま市の津堅島に新型コロナウイルスワクチンが入ったケースを運ぶため、高速船に乗り込む市職員=15日午前(代表撮影)
 沖縄県うるま市の津堅島で15日、16歳以上65歳未満を対象にした新型コロナウイルスワクチンの一般向け接種が、高齢者と同時に始まった。優先対象外の一般住民が集団で接種を受けたことが明らかになるのは初めて。政府は、人口が千人未満の離島や自治体では、高齢者以外の住民も同時に接種することを特例として認めている。

 12日から始まった高齢者接種では、限られた量のワクチンを人口の多い県庁所在地から使う地域が多いが、離島を多く抱える沖縄県は、医療体制が脆弱な島での接種を急ぐ方針を示している。