北朝鮮は「深刻な脅威」

 ホワイトハウスで記者会見する米国のサキ大統領報道官=22日、ワシントン(ロイター=共同)
 ホワイトハウスで記者会見する米国のサキ大統領報道官=22日、ワシントン(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米国のサキ大統領報道官は22日、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮の核・ミサイル開発は「世界の平和と安全保障にとって深刻な脅威だ」と述べ、日本や韓国など同盟国と協議した上で東アジア政策の「新たな戦略」をつくると表明した。20日に発足したバイデン政権が北朝鮮の評価に言及するのは初めてとみられる。

 サキ氏は、北朝鮮が「世界の核不拡散体制を損ねている」と批判し、抑止することは「重大な国益」だと強調した。「米国は地域のパートナーと密接に協調しながら、将来の方向性を定め、抑止に努める」と述べた。