ヤマハ発動機、ネット販売強化へ

 インタビューに応じるヤマハ発動機の日高祥博社長(同社提供)
 インタビューに応じるヤマハ発動機の日高祥博社長(同社提供)
 ヤマハ発動機の日高祥博社長(57)は4日までに共同通信のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大により「顧客とデジタルの接点をいかに持つかが急務になっている」と述べ、二輪車などのインターネット販売を各国で強化する考えを示した。日本でも動向を注視しながら導入の是非を検討する。

 コロナ拡大に伴い、各国で自動車や二輪車の販売店が営業できなくなった一方、米電気自動車(EV)大手テスラなどの自動車のネット販売が注目を集めた。日高氏は「整備を担う販売店網とネット販売を最適にミックスした方法を大至急で考えたい」と強調。年内にも試験運用を始めて効果を検証する。