伊方原発の定期検査再開を容認
愛媛県の中村時広知事と四国電力の長井啓介社長は3日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)でトラブルが相次いだ問題を巡り、県庁で会談した。中村知事は停止している定期検査の再開について条件付きで容認する考えを長井社長に伝えた。
中村知事は容認の条件として、根本的な原因を継続して調べ、安全性の確保や県民の信頼回復に努めることなど7項目を要請。長井社長は「真摯に全力で取り組む」と同意した。会談後、長井社長は記者団に「準備が整ったものから順次再開していく」と述べた。
伊方3号機では1月6~25日に誤って制御棒を引き抜くなど4件のトラブルが発生した。