熊本・球磨村の小中3校が再開
九州を襲った豪雨で甚大な被害を受けた熊本県球磨村で3日、村立の小中3校が1カ月ぶりに再開した。校舎の掲示板には「がんばろうくま村っ子」などと文字が張られ、児童と生徒を出迎えた。
生徒たちは午前8時20分ごろからスクールバスや車で登校。校門前で教員が「元気やったね」と肩をたたくと、はにかんだ笑顔を見せた。
再開したのは渡小、一勝地小、球磨中の3校。児童と生徒計232人のうち約170人が避難所などでの生活を余儀なくされている。
避難所から登校した渡小6年の舟戸ひよりさん(12)は「ランドセルや教材が使えなくなった。友達がいるから大丈夫」と前を向いた。