日本へワクチン6千万人分で合意

 米製薬大手ファイザーの看板=ニューヨーク(ロイター=共同)
 米製薬大手ファイザーの看板=ニューヨーク(ロイター=共同)
 日本政府は31日、米製薬大手ファイザーが新型コロナウイルス感染症のワクチンの開発に成功した場合、来年6月末までに6千万人分の供給を受けることで基本合意した。加藤勝信厚生労働相が明らかにした。政府が新型コロナのワクチンを確保するため製薬会社と合意したのは初めて。

 加藤氏は「安全で有効なワクチンを早急に供給できるよう努力したい。最終契約に向けて速やかに協議を進めていきたい」と東京都内で記者団に語った。金額については明言を避けた。

 ファイザー社は「2021年に東京五輪・パラリンピックを迎える日本を支える力になれることをうれしく思う」とのコメントを発表した。