ゴッホ最後の絵、場所特定

 ゴッホが「木の根と幹」を描いた場所のお披露目に参加したゴッホの弟テオのひ孫ビンセントウィレム・バン・ゴッホさん(右)ら=28日、フランス・オーベールシュルオワーズ(共同)
 ゴッホが「木の根と幹」を描いた場所のお披露目に参加したゴッホの弟テオのひ孫ビンセントウィレム・バン・ゴッホさん(右)ら=28日、フランス・オーベールシュルオワーズ(共同)
 【オーベールシュルオワーズ共同】フランスの「バン・ゴッホ研究所」は28日、オランダ出身の画家ビンセント・バン・ゴッホ(1853~90年)の最後の作品とされる「木の根と幹」で描かれた場所を特定したと発表した。パリ近郊オーベールシュルオワーズにあり、古い絵はがきの写真が手掛かりとなった偶然の発見だった。

 作品を所蔵するオランダ・アムステルダムのゴッホ美術館の専門家も、信ぴょう性が極めて高いと判断した。この作品を描いた日に自殺を図ったとされ、最晩年の行動に関して理解を深める発見と評価されている。