レオパレス3年連続赤字へ

 賃貸アパート大手のレオパレス21は5日、2021年3月期連結決算の純損益が80億円の赤字になるとの見通しを発表した。赤字は3年連続となる。同時に、約千人の希望退職者を募集すると正式に発表した。対象は今年4月時点で35歳以上の社員。アパートの施工不良問題で業績の悪化に歯止めがかからず、コストを削減する。

 20年3月期連結決算は、純損益が802億円の赤字だった。前期の686億円から赤字幅が拡大した。前期は黒字だった経常損益、本業のもうけを示す営業損益も軒並み赤字に転落した。