大卒内定率は13ポイント低下
リクルートキャリア(東京)は5日、2021年春卒業予定の大学生の就職内定率が、6月1日時点で56・9%だったと発表した。前年同期に比べ13・4ポイント低下した。新型コロナウイルス感染拡大でウェブ面接が進む一方、オンライン対応できなかったり、対面での面接を希望したりする企業の選考が停滞していることが要因とみられる。
大手企業の多くが筆記試験や面接をスタートさせ、就活は大詰めを迎えている。昨年までは人手不足を背景に学生優位の「売り手市場」が続いてきたが、今年は業績悪化による採用手控えもみられ、内定率が今後どれだけ持ち直すか不透明さが残る。