幹部銃撃で組事務所の使用制限

 使用制限の標章を池田組事務所のドアに張る岡山県警の捜査員ら=5日午前、岡山市
 使用制限の標章を池田組事務所のドアに張る岡山県警の捜査員ら=5日午前、岡山市
 岡山市北区に事務所を置く特定抗争指定暴力団神戸山口組系池田組の幹部(58)=愛媛県四国中央市=が同区で銃撃され、鳥取県米子市の特定抗争指定暴力団山口組系大同会の幹部(52)が逮捕された事件で、鳥取県警は5日、大同会や傘下組織の事務所計3カ所に暴力団対策法に基づく使用制限の仮命令を出す方針を固めた。組員が事務所で会合を開くことなどができなくなる。

 一方、岡山県警も5日、池田組事務所1カ所の使用を制限する仮命令を出した。

 両県警の仮命令の期間は19日まで。期限までに公安委員会が組関係者から意見聴取し、3カ月使用制限できる本命令を出すかどうか判断する。