LCCビジネスモデル窮地
低運賃の空の旅できなくなる―? 新型コロナウイルスの影響で格安航空会社(LCC)のビジネスモデルが窮地に立たされている。機体の稼働時間を長くしたり搭乗率を高めたりして低運賃を実現してきたが、大幅な減便で機体の有効活用が難航。さらに感染防止策として機内の乗客数を減らせば運賃の値上げにつながりかねないためだ。
政府の緊急事態宣言が解除され、LCCでも運航再開の動きが進む。関西空港を拠点とするピーチ・アビエーションは全面運休中の国際線に先行し、19日までに国内22路線を全て再開。ジェットスター・ジャパンも成田―関西など主要路線の一部で順次運航を始める。