将棋、藤井が最年少挑戦に王手

 第91期棋聖戦本戦トーナメント準決勝で佐藤天彦九段を破り、記者会見する藤井聡太七段=2日夜、東京都渋谷区の将棋会館
 第91期棋聖戦本戦トーナメント準決勝で佐藤天彦九段を破り、記者会見する藤井聡太七段=2日夜、東京都渋谷区の将棋会館
 将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第91期棋聖戦本戦トーナメント準決勝で前名人の佐藤天彦九段(32)を破り、挑戦者決定戦に進出した。決定戦は4日に行われ、勝てば17歳10カ月20日の最年少タイトル挑戦となる。

 これまでは屋敷伸之九段(48)が1989年、棋聖戦に挑戦した17歳10カ月24日。最年少でのタイトル獲得は90年、屋敷九段が18歳6カ月で達成した。藤井七段は決定戦で、叡王と王座を持つ永瀬拓矢二冠(27)と対戦する。

 大一番に向けて「コンディションを整えて、いい将棋を指したい」と話した。