菅氏、G7枠組みの意義強調

 菅義偉官房長官は1日の記者会見で、トランプ米大統領がG7サミットを「時代遅れ」と指摘し、参加国拡大の意向を示したことに関し、G7の枠組みの意義を強調した。「国際社会が直面する課題や、連携協力を確認する場として引き続き重要だ」と述べた。「中国包囲網」との見方には「コメントは控えたい」とした。

 ロシアの参加復帰の是非を巡っては、除外の原因となったウクライナ南部クリミア半島の強制編入に改めて言及。「編入を認めないのが日本政府の一貫した立場だ」と語った。サミット開催が9月以降に延期された場合、安倍晋三首相が現地を訪れて参加する方向で調整する考えを示した。