米政府、マスクの積極着用を検討

 【ワシントン共同】新型コロナウイルスの感染拡大を受け米政府は、健康な人はマスクを着用する必要がないとしている疾病対策センター(CDC)による勧告を改定すべきかどうかの検討に入った。政府の新型コロナ対策チーム幹部が3月31日の記者会見で明らかにした。

 医療用でない通常のマスクは、風邪の症状などがある人が他人にウイルスをうつすことを防ぐ効果はあるが、感染させられることを防ぐ効果はほとんどないとされる。このためCDCや世界保健機関(WHO)は症状のない人のマスク着用を推奨していない。

 しかし、新型コロナは症状のない感染者でも他人に感染させる可能性が指摘される。