6歳未満の子どもが脳死

 日本臓器移植ネットワークは1日、西日本地方の病院に入院していた6歳未満の子どもが3月31日午後8時53分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。家族が臓器提供を承諾した。6歳未満の脳死の公表は17例目。

 心臓は国立循環器病研究センター(大阪)で10歳未満の女児、肺は京都大病院で10歳未満の女児、肝臓は熊本大病院で10代男性、腎臓は水戸医療センターで10代男性にそれぞれ移植。膵臓と小腸は家族が提供を承諾しなかった。

 6歳未満の子どもは脳の回復力が強いと考えられるため、脳死判定の基準が厳しくなっている。18歳未満では虐待の形跡がないことも確かめる。