総務省、MXテレビを行政指導

 総務省は31日、東京MXテレビが放送したバラエティー番組「欲望の塊」で、番組の企画会社が出演者に賞品とされた高級車を渡していないなどのトラブルを起こしたことに対し、MXを行政指導した。再発防止策を講じ、取り組み内容を公表するよう文書で求めた。

 総務省は「放送責任は放送事業者が負う」と判断、MXが適切に管理すべきだったと指摘した。

 番組は昨年1~3月に放送。MXは今年1月、企画会社が番組出演者への出演料や制作会社への制作費を支払っていないと公表し、謝罪した。

 MXの担当者は「出演者との問題は解決している。総務省の要請には速やかに対応する」と話した。