米軍、人工呼吸器調達へ

 【ワシントン共同】米国防総省は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約8400万ドル(約90億円)かけて人工呼吸器計8千台を調達すると発表した。第1弾として5月初旬に約1400台を医療現場に配備することを目指す。

 国防総省はこれまでに人工呼吸器最大2千台の拠出を表明しているが、感染者が急増する東部ニューヨーク州などで不足が深刻化。トランプ大統領は27日、戦時に軍需物資を増産するために制定された国防生産法を発動し、人工呼吸器の製造を自動車大手ゼネラル・モーターズに命じた。

 国防総省関連の感染者は30日、職員の家族や契約業者も含めて1087人。