トヨタ、2月の世界生産13%減

 トヨタ自動車が30日発表した2月の世界生産は、前年同月比13・8%減の62万5750台だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国の四つの完成車工場で春節の連休以降の稼働を一時的に停止したことが響いた。東日本大震災で生産が減った2011年5月(49・3%減)以来、8年9カ月ぶりの大幅な減少率となった。

 海外生産は12・3%減の36万1968台だった。このうち、中国の生産は77・4%減の1万5311台と急減した。トヨタは感染拡大を受け、春節明けの稼働再開の時期を当初予定の2月3、4日から2週間以上、延期していた。