山口の支援学校教員が不適切発言

 山口県周南市の県立周南総合支援学校の男性教員が、朝礼で高等部の生徒らに「朝からお姫さま抱っこしてもらって、感謝の気持ちを持つように」という趣旨の発言をしていたことが30日、県教育委員会への取材で分かった。車いすへ乗る際などに介助が必要な生徒もおり、県教委は不適切な発言として、校長に教員らを指導するよう指示した。

 県教委によると、男性教員は19年11月、肢体不自由や知的障害のある高等部の生徒5~6人が集まった教室での朝礼で発言。他の教員も複数人同席していた。

 同年11月末に、発言を知った保護者から県教委に対して「問題ではないか」と訴えがあった。