文教大准教授を鑑定留置

 さいたま市の埼玉県庁前路上で、さいたま少年鑑別所職員浅野法代さん(53)を刺殺したとして、殺人容疑で送検された夫で文教大准教授の正容疑者(51)の刑事責任能力の有無を調べるため、さいたま地検が30日から鑑定留置を始めたことが捜査関係者への取材で分かった。期間は7月2日まで。

 送検容疑は、3月16日午後6時ごろ、さいたま市浦和区高砂3丁目の県庁前路上で、法代さんの胸などを刃物で刺して殺害した疑い。

 県警が同日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。捜査関係者によると、調べに対し動機の供述を拒み、疲弊した様子もみられたという。