事件前に牧場を複数回訪問

 北海道日高町の牧場で昨年9月に有名馬「タイキシャトル」のたてがみが切り取られた事件で、北海道警が器物損壊の疑いで逮捕した埼玉県川口市、無職田中和世容疑者(55)が、事件前にこの牧場を複数回訪れていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。道警は下見が目的だった可能性があるとみて調べている。

 関係者によると、田中容疑者は昨年8月11日に同牧場を訪れるなど、事件前に複数回訪問。さらに事件後の今年2月下旬にも同牧場を再訪し、牧場宛てに「元気な馬たちをみて安心しました」とメールを送っていた。