コロナ経済対策は迅速に―与党

 与野党幹部が29日のNHK番組で、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急経済対策などを巡って議論した。自民党の稲田朋美幹事長代行は、経済的打撃を最小限に抑えるため「スピード感をもって取り組む」と強調。立憲民主党や共産党など野党は、2020年度補正予算案編成への政府対応を「遅い」と批判したほか、消費税減税を求めた。

 稲田氏は「前例にとらわれない規模」の対策が必要だと訴え、財源として赤字国債の発行はやむを得ないとの認識を示した。公明党の斉藤鉄夫幹事長は、企業を対象とした固定資産税の減免も「実現したい」と言及。大型連休前の補正予算成立に意欲を示した。