クルーズ船乗客の80代男女死亡
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染で、政府関係者は20日、乗客の80代の日本人男女2人が死亡したと明らかにした。2人は87歳男性と84歳女性。いずれも持病があったという。検査で感染が確認され、医療機関に搬送されていた。乗船者の死亡は初めてで、国内の死亡者は3人となった。
厚生労働省によると、19日時点でクルーズ船を巡る重症者は日本人15人を含む40~80代の男女29人。うち28人は陽性で1人が陰性。死亡した2人は重症者に含まれていた。
クルーズ船には乗客乗員約3700人が搭乗。621人の感染が確認された。