下船客「自主的に自宅待機」

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での船内待機から解放され、19日に下船できた乗客約500人は順次、バスやタクシーで帰路に。検査結果は全員陰性だったが、さいたま市の男性(77)は「しばらくは自主的に自宅待機します」と話した。

 午前10時半すぎから、下船を知らせる船内放送が流れ、男性が下りたのは午後1時ごろ。待機中は、衛星放送が主な情報源で「バスからの景色が少し新鮮に見えた。情報も少なかったので浦島太郎のような気分」と話した。横浜駅から公共交通機関で帰宅するといい「乗ってもよいのか」と、不安も口にした。