米「クルーズ船の防止策不十分」

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は18日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で日本政府が行った検疫について「個人間の感染を防ぐには十分ではなかったかもしれないと評価している」との声明を出した。

 CDCは「特に無症状の人を含む新たな感染者が船内で発見される割合から、進行中の危機であることが示される」と指摘。米政府チャーター機に乗らず船内に残った人も、下船後少なくとも14日間を経ないと米国に入国できないとしている。感染が分かって日本の医療機関で治療中の人も入国制限の対象になる。